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死臭の脱臭・除去は特殊清掃業者の技術が必要

2023.08.07

特殊清掃の流れ

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特殊清掃をする上で強敵となるものに「死臭」があります。
一般的な生活をしていればまず遭遇することはない臭いなので、ほとんどの方はご存知ないでしょう。しかし、ひとたび発生してしまった死臭は特殊清掃でしかとり除けないほど強力なのです。
今回の記事では死臭が発生する理由やそれによる弊害やなぜ死臭の消臭・脱臭を特殊清掃業者に依頼すべきかという基本的なお話を分かりやすく伝えていきます。基本的な知識を身に付けて、いざという時にすぐにプロに任せられる判断力を身に付けましょう。

死臭とは何か

葬祭業界など特殊な業界に身を置いていない多くの人にとっては、「死臭ってどんな臭い?」と思いますよね。しばしば「汚いドブの臭い」や「生ゴミが腐敗したような臭い」、「悪くなった乳製品のような臭い」などに例えられることがあります。

この死臭は、遺体が腐敗していくことで発生します。
ではなぜ遺体は腐敗していくのでしょうか?
その原因は、私たち人間の身体に存在する常在菌にあります。

私たち人間の身体は約40兆個〜100兆個もの常在菌がいると言われています。
この常在菌たちは、普段は私たちの身体の免疫によって活動を制限されているのですが、私たちが死ぬとそのブレーキが効かなくなってしまいます。すると、常在菌は増殖を開始して遺体の腐敗が進行することで、死臭が発生することになります。

死臭が発生すると何が起こる?

死臭が発生することで起こる可能性のある弊害としては下記のようなものが挙げられます。

死臭が発生することで起こる可能性のある弊害の例・臭いによってご近所に迷惑をかけてしまう
・臭いが建物そのものに染み付く
・臭いに引き寄せられた害虫が集まってしまう

既に説明したように、死臭は「説明できないほどの激臭」です。
ひとたび臭いを嗅いでしまえば、体調を崩してしまう人もいるかもしれません。
そうした場合、慰謝料や損害賠償の請求が発生する可能性もあるでしょう。

また、臭いは空間に染み付きます。
例えば、「祖父母の家の匂い」というものがありますよね。
あれは、「祖父母の生活の匂いが建物に染み付く」ことで発生している匂いです。

これが死臭になる場合があるということです。

さらに死臭が発生することで様々な害虫が引き寄せられてきてしまいます。
一応、これらの害虫は自然環境の中では「分解者」と呼ばれ、必要とされる存在ですが、その多くは、名前を出すのもおぞましい不快害虫だったりします。

そんな不快害虫たちが、集合住宅の一室で大量発生していたとしたら、やはりご近所トラブルものですよね。

要するに、孤独死や孤立死は死臭が発生する前に発見しておきたいということです。

死臭の除去や脱臭は個人でもできる?

個人で死臭を消すこともできなくはありませんが、下記のようなリスクに直面する可能性があります。

素人が死臭の除去を試みて直面するリスク・強烈な臭いに負けてやる気を削がれてしまう
・死臭に引き寄せられて集まってきた不快害虫を駆除し切れない
・取り切れなかった臭いが残ってしまう
・遺体からの浸出液などを介した感染症へのリスクがある
・周囲への2次被害
・大量の消臭剤などを買い込むことにより特殊清掃業者に頼むより費用がかかる可能性がある
・扱い慣れない薬品を使うことによる事故

どれもこれも好ましくないものばかりですよね。
もちろん、あなたの心と身体の健康を損なうことは良くありませんが、最も避けるべきは周囲への2次被害です。

例えば、死臭が漏れ出せば、近隣住民も悪臭被害を被りますし、駆除し損ねた不快害虫が外へ逃げ出せば、やはりご近所トラブルの種となるでしょう。

生兵法はケガのもととも言います。
無理はせずプロに任せることも時として賢明な判断となります。

特殊清掃業者による死臭除去の流れ

一般的に特殊清掃業者では下記のような流れで死臭を始めとする厄介な臭いを除去しています。

特殊清掃業者による脱臭の流れ
STEP1 汚れの除去や洗浄: 二酸化塩素などの強力な薬剤を使って汚れの除去や洗浄をしていく
STEP2 殺菌・消臭:次亜塩素酸などを撒いて、殺菌や消毒・消臭をしていく
STEP3 遺品整理と不要品の処分: 消毒などを済ませた上で、遺品整理や不要品の処分をしていく
STEP4 リフォーム:発見の遅れた孤立死などで建物の壁や床まで汚染が広がっていた場合に行う (汚染が発生していなければ不要なケースも多い)。
STEP5 完全消臭: 不要なモノや汚染されたモノが全て片付いた段階で最終消臭処理をする。「オゾン脱臭機」など専門の機械を導入して行うことが多い。

特殊清掃業者は万全の装備と豊富な専門知識を持って、きちんとした段取りを踏んで脱臭作業を進めてくれます。
やはり、専門家に丸投げしてしまうほうが確実でしょう。

ところで、「オゾン脱臭機って何?」と思った方もいますよね。
オゾン脱臭機とは、自然界の中でおこなわれる風化を科学的に行うための機械の一般的な名前です。基本的なオゾン脱臭機でも約2年分相当の風化を1~2日程度で行えるほどの優れた脱臭能力が備わっています。

ちなみにこの脱臭機で使われる「オゾン」とは、酸素と同じく酸素原子からできた分子のことです。
酸素分子は酸素原子が2個繋がってできるものですが、オゾン分子は酸素原子が3個繋がってできています。
しかし、酸素原子は3個繋がっていると「すごく不安定」で、どれか1つは周囲の他の元素や分子にくっ付いてしまおうとする性質があるんです。

つまり、オゾン分子を構成するうちの酸素原子のうちの1つが他の分子や原子とくっ付こうとする性質を利用して脱臭を行うのが、オゾン脱臭機の仕組みというわけです。

なおオゾンは、「オゾン層」として地表を紫外線から守るベールとしても知られていますが、同時にとても有毒な物質としても有名なんです。

このようにお伝えすると、「死臭というとてつもない激臭を追い払うためとは言え、有毒物質を使って大丈夫なの?」と不安に思う方もいるとおもいますが、ご安心ください。
オゾン分子(O3)から酸素原子(O)が取れると、酸素分子(O2)になります。
酸素分子は私たちが普段呼吸で取り込んでいるものなので、毒ではありません。

何もしなくとも自然にあるものに変わるので、どれほど強力な薬剤を使うよりも効果があり、環境にも優しいのがオゾン脱臭というわけです。もちろん、酸素分子になり損ねたオゾン分子が残っているのはマズイため、オゾン脱臭後には換気を行います。

専門的な薬剤や機械を使用する特殊清掃業者による死臭の脱臭・除去作業。
その費用は一体いくらくらいかかるものなのでしょうか?
実はこれはケースバイケースと言えます。
なぜなら、死臭の除去作業にかかる費用は業者の設定金額次第だからです。

例えばA社が「部屋の間取りに応じた料金設定」をしていたとしても、B社は「作業内容に基づく料金設定」をしていたり、C社は「清掃面積1平方m2当たり」で料金を設定していることもあるからです。

とは言え、多くの特殊清掃業者では、基本的な内容をセットにしたパック料金が設定されていることも多くあります。
そのため、特殊清掃業者に依頼をする際は、まずは見積りを取ってみることをおすすめします。

特殊清掃業者に死臭の除去・脱臭を依頼するメリット

特殊清掃業者に死臭の脱臭や除去を依頼するメリットには、下記のようなものが挙げられます。

特殊清掃業者に死臭の脱臭や除去を依頼するメリット・プロが行うことで作業の確実性が保証される
・2次被害の発生を高確率で防げる
・あなたの心身をすり減らす心配がない
・作業を短時間かつ一括で済ませられる
・個人で作業するよりも費用を割安に抑えられる可能性がある

ムリはしたくないという人は迷わず特殊清掃業者までご相談ください。

まとめ

死臭とは遺体が腐敗する際に出る強烈な臭いのことです。発生した物件は、特殊清掃業者に除去を依頼するのがおすすめです。
特殊清掃業者は専門的な薬剤や機材、豊富な場数を基に、最適な処理を施してくれます。
ただし、費用はケースバイケースなので、事前の見積りは忘れないようにしましょう。
特におすすめなのは、「完全消臭保証」などの消臭技能を売りにしていて実績や事例のある業者です。状況をよく判断し、適切なタイミングで業者に依頼できると良いですね。

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特殊物件再生協会は、「事故物件」の再生を通じて、新しい価値を創造します。私たちは、特殊清掃などで物件の本来の価値を発見し、イメージアップと付加価値を提供することで、購入を希望する方々に魅力的な物件を提供することを使命としています。また、特殊清掃以外にも不動産買取、相続登記・遺品整理など様々なサービスを提供させていただき、ご遺族・オーナー様の負担を最小限に軽減したいと思っています。お気軽にご相談ください。

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