特殊清掃とは?必要なケース・費用・依頼の流れまでわかりやすく解説
2026.04.22
特殊清掃の流れ
家族やご親族がお亡くなりになった後、「どこに依頼すればいいのか」「費用はどのくらいかかるのか」と途方に暮れる方は少なくありません。
特殊清掃とは、通常の清掃業者では対応が難しい現場を、専門的な技術と機材で回復させる専門作業です。
突然の状況で「何から手をつければいいかわからない」と感じていらっしゃる方は、まずこの記事で全体像を把握してみてください。
この記事では、特殊清掃とは何か・一般清掃との違いから、必要になる主なケースや具体的な作業内容・費用の目安、業者への依頼の流れと選び方まで、まとめてご紹介します。
特殊清掃の定義と一般清掃との違い

特殊清掃と一般清掃は、一見どちらも「清掃」という点では同じに見えますが、対応できる範囲や使用する機材・薬剤のレベルが大きく異なります。
特殊清掃の定義
特殊清掃とは、孤独死や事故が発生した現場において、一般的な清掃では対応できない特殊な状態を元の状態に回復させる専門作業です。
具体的には、ご遺体の長期放置による体液・臭気の浸透、血液による汚染、害虫の発生といった状況に対応し、専門の機材と薬剤を用いて除菌・消臭・原状回復までを一貫して行います。
特殊清掃と一般清掃の違い
特殊清掃業者と一般的な清掃業者の主な違いは、以下の3点です。
【消臭・除菌のレベルが異なる】
市販の消臭剤や一般的な清掃では、室内に染み込んだ臭気や汚染を除去しきれないケースがほとんどです。特殊清掃では、業務用の薬剤やオゾン脱臭機などの専門機材を用いて、空間全体の消臭・除菌を行います。
【使用する機材・薬剤のレベルが異なる】
特殊清掃では、感染リスクのある体液や血液を安全に処理しなければなりません。そのため、防護服の着用や特殊な殺菌剤のように一般には入手が難しい専門機材・薬剤を使用します。市販の洗剤や家庭用清掃用具では対応できる範囲に限界があり、一般清掃業者では対応できないケースが多いです。
【原状回復の範囲が広い】
状況によっては、床材や壁材の撤去・交換まで対応します。ただ掃除するだけではなく、現場を安全な状態に戻すことが特殊清掃の本質です。
特殊清掃が必要になる主なケース

高齢化社会の進行に伴い、特殊清掃の需要は年々増加しています。突然の連絡で対応を迫られるケースも多く「何から手をつければいいかわからない」という状況になりやすいのが特徴です。
以下に、特殊清掃が必要になる主な4つのケースをまとめました。
孤独死・自然死
一人暮らしの方がご自宅でお亡くなりになった後、発見が遅れると、臭気の発生、床材・壁材への体液の浸透が起こります。発見までの期間が長くなるほど、汚染の範囲が広がる傾向があるため、早めのご相談がおすすめです。
事件・事故現場
自宅内での不慮の事故や事件が発生した現場では、血液や体液による汚染が生じることがあります。こうした現場は感染リスクも伴うため、適切な防護と専門的な処置が必要です。
ゴミや残置物が長期放置された室内
長期間にわたって不用品・残置物が蓄積した室内では、悪臭や害虫の発生が見られる場合があります。通常の片付けでは対応しきれない状態になっているケースも多く、特殊清掃業者による対応が必要です。
火災・水害
火災後のすす汚れや焦げ臭、水害による浸水・カビの発生なども、一般清掃では対応が難しいケースに該当します。建材への影響が広範囲に及ぶことがあるため、専門業者への相談がおすすめです。
特殊清掃で行われる主な作業内容

特殊清掃では、現場の状況に応じてさまざまな作業が組み合わせて行われます。血液や体液の除去、消臭、害虫駆除などを専門のスタッフが一貫して対応するのが一般的です。
作業の流れは、大きく以下の5つに分けられます。
除菌・消毒作業
血液や体液などが付着した箇所に対して行う、感染リスクを抑えるための除菌・消毒作業です。専用の薬剤を使用し、目に見えない汚染にも対応します。防護服を着用した有資格者が安全に処理するため、ご遺族が直接対応する必要はありません。
汚染箇所の清掃・撤去
汚染が床材や壁材に浸透している場合は、表面の清掃にとどまらず、該当箇所の撤去・処分が必要になることがあります。状況に応じて、建材の一部を取り除いたうえで清掃を行います。
消臭作業(オゾン脱臭など)
特殊清掃の現場で発生する臭気は、市販の消臭剤では根本的な解決が難しいケースがほとんどです。オゾン脱臭機(オゾンガスを用いて臭気の原因物質を分解する機器)などの専門機材を使用し、室内全体の臭気を除去します。
害虫駆除
孤独死・事故・事件などの現場で発見が遅れた場合、害虫が発生していることがあります。そのまま放置すると周辺の部屋や建物全体に広がる可能性があるため、専門業者による駆除が必要です。
原状回復
原状回復とは、清掃・消臭・害虫駆除が完了した後、室内を使用できる状態に戻す作業です。軽度の場合は清掃のみで対応できますが、汚染が深刻な場合は床材・壁材の交換やリフォームが必要になることもあります。
特殊清掃の費用相場

特殊清掃の費用は作業内容や現場の状況によって大きく異なりますが、一般的な目安としては以下のとおりです。
| 状態の程度 | 作業内容の目安 | 費用目安 |
| 軽度 | 除菌・消臭中心 | 5万円〜10万円 |
| 中度 | 汚染箇所の清掃を含む | 10万円〜30万円 |
| 重度 | 解体・リフォームを含む | 30万円〜 |
※費用はあくまで目安です。床・壁の解体やリフォームが必要な重度案件では、100万円〜200万円以上になるケースもあります。正確な金額は現地調査による見積もりをご依頼ください。
たとえば、「一般社団法人 特殊物件再生協会」では、現地の状況を確認したうえで明瞭な見積もりを提示し、追加費用が発生しないよう配慮された対応が行われています。
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費用が変動する主な要因
特殊清掃の費用は一律ではなく、以下のような要因によって変わります。
※現場ごとに状況が異なるため、まずは見積もりを依頼してみましょう。
【発見までの期間】
お亡くなりになった方が発見されるまでの時間が長いほど、汚染や臭気の範囲が広がる傾向があります。発見が遅れた場合は、作業内容が増えることも考慮しておきましょう。
【汚染の範囲】
体液や血液が床材・壁材の深部まで浸透している場合は、表面の清掃だけでなく建材の撤去・交換が必要になるケースがあります。
【作業内容】
除菌・消臭のみで対応できる場合と、害虫駆除や原状回復まで必要な場合とでは、費用に大きな差が生じるため、まずは現地調査による見積もりで正確な金額を確認することをおすすめします。
特殊清掃の依頼から作業完了までの流れ

はじめて特殊清掃を依頼する方にとって、手続きの流れはわかりにくいものです。
以下の5つのステップを参考に、全体の流れを把握してみてください。
1. 問い合わせ・相談
電話やメール、LINEなどから問い合わせを行います。現場の状況や困っていることを伝えるだけでOKです。特殊物件再生協会では、LINEから写真を送るだけで即日お見積もりにも対応しています。まずは状況だけでもお気軽にお伝えください。
2. 現地調査・見積もり
専門スタッフが現場を訪問し、汚染の範囲や作業内容を確認したうえで見積もりを作成します。現地の状況を直接確認し、適正な費用をご提示。見積もりの内容に不明点があれば、この段階で遠慮なくご確認ください。
3. 契約
見積もり内容にご納得いただけたら、契約を締結します。作業内容・費用・スケジュールを書面で確認し、後からのトラブルを防ぎましょう。
4. 作業
契約内容に基づき、専門スタッフが作業を行います。除菌・消毒・消臭・害虫駆除・原状回復など、現場の状況に応じた対応を一貫して実施。特殊物件再生協会では作業中はご遺族が立ち会う必要はなく、ご負担を最小限に抑えられます。
5. 完了・引き渡し
作業完了後、仕上がりを確認していただき、問題がなければ引き渡しとなります。気になる点があれば、この段階でご確認ください。
関連記事:特殊清掃の流れを分かりやすく解説
特殊清掃は自分でできる?業者に依頼すべき理由

「費用を抑えるために自分で対応できないか」とお考えになる方もいらっしゃいます。しかし、特殊清掃が必要な現場は、ご自身での対応が難しいケースがほとんどです。
ここでは、自力での対応が難しい理由をみていきます。
専門的な消臭が必要
特殊清掃の現場で発生する臭気は、建材の深部まで浸透していることが多く、市販の消臭剤では根本的な解決につながらないケースがほとんどです。オゾン脱臭機などの専門機材を使用しなければ、臭気が残り続ける可能性があります。
感染・衛生リスクがある
体液や血液には感染リスクを伴う成分が含まれている場合があります。適切な防護具や処理方法を用いずに対応すると、健康被害につながるため適切な対策が必要です。
専用機材が必要
除菌・消臭・害虫駆除には、一般には入手が難しい専用の機材や薬剤が必要です。一般的な清掃用具では対応できる範囲に限界があります。
特殊清掃前に避けるべき行動とは?

特殊清掃が必要な現場で気をつけたいのは、業者に依頼する前にご自身で対応し、状況を悪化させてしまうケースです。
以下に注意したい行動をまとめました。
不用意に換気を行う
臭気が他の部屋や建物の外部へ広がる可能性があります。状況によっては、近隣へのご迷惑につながることもあるため注意が必要です。
自己判断で清掃や処理を行う
適切な方法で対応しないと、汚染や臭気が残る原因になることがあります。表面だけきれいになっても、建材の内部に汚染が残っているケースも多いため、自己判断での清掃には十分気をつけましょう。
市販の消臭剤で対処しようとする
一時的に臭いが軽減しても、根本的な解決につながらないケースがほとんどです。消臭剤の香りと混ざり、かえって不快な臭いになることもあります。
適切な防護なしで室内に入る
特殊清掃が必要な現場では、衛生面・安全面でのリスクがあるため、慎重に対応しましょう。特に発見が遅れた現場では害虫が発生しているケースもあります。防護具なしでの入室は避け、まず専門業者へご連絡ください。
浴室や水回りを不用意に流す・触る
状況によっては水を流す行為により汚染が広がる可能性があります。専門業者へのご相談前に水回りを操作することは控えましょう。
感染リスクなどの二次被害を防ぐためにも、少しでも異変や不安を感じた場合は、無理に手を加えず、そのままの状態で専門業者へご相談ください。
愛知・岐阜・三重・静岡の東海エリアで、信頼できる特殊清掃業者をお探しなら「一般社団法人 特殊物件再生協会」にご相談ください。
当協会は、消臭技術や施工品質、ご遺族への対応力など18項目の審査に合格した加盟業者のみで構成されており、スタッフ全員が宅建士の資格を保有しています。
特殊清掃から遺品整理、建物の売却までワンストップで対応可能です。消臭保証付きで安心。お気軽にお問い合わせください。
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特殊清掃業者の選び方

特殊清掃は、どの業者に依頼するかによって仕上がりや費用、対応に大きな差が生じます。
業者を選ぶ際は、以下のポイントを参考に信頼できる業者を選びましょう。
見積もりが明確か
依頼前に、作業内容と費用が明確に記載された見積書を発行してくれるかを確認しましょう。口頭だけの説明や、曖昧な金額提示しかしない業者には注意が必要です。作業後に追加費用を請求されるトラブルも見られるため、事前に書面で確認することをおすすめします。
消臭・除菌の実績があるか
特殊清掃において、消臭・除菌は作業の中心となる工程です。実績や施工事例を公開している業者、あるいは消臭保証を設けている業者は、それだけ対応への自信と責任感があると判断できます。
有資格者が在籍しているか
特殊清掃に関連する資格としては、遺品整理士(民間資格)や特殊清掃士(民間資格)などが挙げられます。有資格者が在籍している業者は、専門的な知識と技術を持ったスタッフが対応してくれる可能性が高く、安心です。
対応が丁寧か
問い合わせ時の対応も、業者選びの重要な判断材料です。突然の状況で不安を抱えているご遺族やご関係者に対して、丁寧かつ誠実に対応してくれる業者かどうかを判断しましょう。電話やLINEでの初回対応の印象も参考になります。
「どの業者に頼めば安心なのか分からない」とお悩みの方は、一般社団法人 特殊物件再生協会にご相談ください。当協会は、消臭技術や施工品質はもちろん、ご遺族への対応力を含む18項目の審査に合格した加盟業者のみで構成される、東海エリア(愛知・岐阜・三重・静岡)に強い特殊清掃のプロ集団です。
スタッフ全員が宅建士の資格を保有しているため、特殊清掃から遺品整理、建物の売却までワンストップでご相談いただけます。地域密着ならではの即日対応・リーズナブルな価格設定で、ご遺族の負担を最小限に抑えます。電話・メール・LINEで24時間お問い合わせを受け付けています。
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特殊清掃でお困りの方|特殊物件再生協会へ早めの相談を

特殊清掃は、専門的な知識・技術・機材が必要な作業です。現場の状況によって対応方法や費用が大きく異なるため、対応が難しいと感じた場合は専門業者に相談しましょう。早期の適切な対応が解決への第一歩となります。
また、特殊清掃が必要な現場はご自身での対応が難しいケースが多く、早めの対処が二次被害の防止にもつながります。
「一般社団法人 特殊物件再生協会」は、LINEから写真を送るだけで、即日お見積もりも可能です。オゾン脱臭機による脱臭や除菌、原状回復まで一貫して対応し、状況に応じた適切な作業を行っています。
まずは状況だけでもお聞かせください。
▶︎「一般社団法人 特殊物件再生協会」の公式サイトはこちら
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