特殊清掃の事例とは?実際の現場・費用・対応についてわかりやすく解説
2026.04.22
特殊清掃の流れ
特殊清掃は日常的に利用する機会が少ないため、突然必要になった際に戸惑うケースも少なくありません。
「どの程度の状態から特殊清掃を依頼するべきか」
「費用はどのくらいかかるのか」
費用感や判断基準がわからず悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際の現場事例をもとに、特殊清掃が必要となる状況・作業内容・費用感をわかりやすくご紹介します。
具体的な事例を知り「自分のケースは依頼すべき状況なのか」を判断する手がかりになれば幸いです。
「一般社団法人 特殊物件再生協会」では、LINEで写真を送るだけで概算見積もりが可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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特殊清掃とは?どのようなケースで必要になるのか

特殊清掃とは、人の死や生活環境の悪化によって通常清掃では対応できない状態になった現場を、専門的な技術と機材を用いて清掃・除菌・消臭するサービスです。
通常の清掃と特殊清掃の大きな違いは、対処すべき問題の深刻度にあります。
日常的な汚れであれば市販の洗剤や一般的な清掃で対応できますが、特殊清掃が必要な現場では臭気が建物の構造部分に染み付いているケースが少なくありません。
加えて時間の経過により、臭気が再び広がったり、害虫が発生したりするリスクもあります。
このような状態への対応には、専門的な知識・資格・機材が必要となり、一般の清掃業者や自力での対応では限界がくるでしょう。
気になる症状がある場合は、早めに専門業者へご相談されることをおすすめします。
特殊清掃の事例紹介(ケース別に解説)

実際の特殊清掃は、ケースによって状況も費用も大きく異なります。
以下、実際にあった特殊清掃の5つの事例をケース別にご紹介します。
事例1. 孤独死(発見まで時間が経過したケース)
愛知県内の1Kアパートにて、お亡くなりになってから約2ヶ月が経過した状態で発見されたケースです。
室内は長期間無人のまま密閉されており、発見時には非常に深刻な状態となっていました。
【発生していた問題】
死後2ヶ月という長い時間が経過していたため、部屋全体に強い腐敗臭が漂い、害虫も大量に発生。体液が床材に浸透し、床下にまで汚染が及んでいる状態でした。
【作業内容】
・室内全体の空間消毒
・遺品整理・貴重品の確認と消毒
・床材の解体・撤去
・壁紙(クロス)のはがし・処分
・オゾン脱臭機による臭気除去
【費用目安】
35万円前後
【この事例のポイント】
発見までの期間が長くなるほど、汚染は表面にとどまらず床下や壁の内側にまで拡大。そうなると、表面的な清掃だけでなく、床材や壁材の解体工事、排水管の洗浄なども必要となり、作業工程と費用が大幅に増加します。
一方、死後3日程度の早期発見であれば、汚染の範囲が限定的なため、短時間の消毒・脱臭作業で対応できる場合も多いでしょう。
事例2. 浴室・水回りのケース
愛知県名古屋市内の浴室にて、お亡くなりになった方の発見後に依頼をいただいたケースです。
浴室という密閉空間での事案でしたが、壁面や天井への飛散・付着は見られない状態でした。
【発生していた問題】
浴室は水分と熱気が残りやすい密閉空間のため、臭気が室内にこもりやすい環境です。
発見後も強い臭気が漂っており、通常の清掃では除去できない状態でした。
【作業内容】
・浴室内の清掃・除菌
・専用薬剤による消臭・消毒
【費用目安】
10万円前後
【この事例のポイント】
浴室は「水分×密閉空間」という条件が重なるため、臭気が残りやすい場所のひとつです。
壁面への付着がなかった本ケースでは清掃・除菌のみで対応できましたが、付着や染み込みがある場合は床下への影響も確認する必要があります。
浴室での事案は状況によって作業範囲が変わるため、まずは現地確認や写真での状況共有をおすすめします。
事例3. 軽度ケース(早期発見)
愛知県名古屋市内の玄関にて、お亡くなりになった後の経過が浅い段階で発見・依頼いただいたケースです。
【発生していた問題】
発見が早かったため、汚染の広がりは最小限にとどまっていました。ただし死臭は発生しており、専門的な除菌・消臭が必要な状態でした。
【作業内容】
・玄関内の除菌・消毒
・消臭処理
【費用目安】
6万円前後
【この事例のポイント】
早期発見のケースでは、汚染が表面にとどまるため、清掃・除菌のみで対応できる場合があります。
費用を抑えられる最大の要因は「発見の早さ」です。「まだ大丈夫かもしれない」と判断を先延ばしにするよりも、気になった段階で早めの専門業者への相談が、結果として負担の軽減につながります。
事例4. 残置物が長期放置された部屋 +特殊清掃
愛知県内の1Kマンションにて、孤独死と長期にわたる不用品の放置が重なった現場です。
室内は大量の残置物で埋め尽くされており、個人での対応が困難な状況でした。
【発生していた問題】
室内全体に生活用品が重なり合っており、腐敗臭も外部に漏れ出している状態でした。近隣への影響もあり、迅速な対応が求められます。
【作業内容】
・特殊清掃(除菌・消毒)
・大量の残置物の分別・搬出
・消臭・オゾン脱臭
・原状回復工事
・貴重品の捜索・確認
【費用目安】
90万円前後(※原状回復工事に別途期間を要したケース)
【この事例のポイント】
残置物の処分には「収集運搬処理費用」が発生します。
加えて、多くのスタッフが必要となる・解体時の廃材処分費・次の入居者が生活できる状態に戻すための原状回復工事費が加算され、最終的な総額が大きくなる傾向にあります。この事例でも、表面的な洗浄では臭気成分が残留するため、建材の撤去を含めた原状回復工事を行いました。
事例5. ペット多頭飼育崩壊・糞尿汚染
複数のペットが長期間飼育された室内で、糞尿による汚染が進行した現場です。
適切な管理がされないまま時間が経過し、床材の腐食が進んで汚染が基礎部分にまで達している状態でした。
【発生していた問題】
室内全体に強いアンモニア臭が広がり、壁面や床の基礎コンクリートにまで臭気が浸透。汚染が深部に及んでいるため、表面的な対応では臭気を除去しきれない状態でした。
【作業内容】
・汚物の撤去・処分
・汚染が進んだ床材・壁材の解体・撤去
・基礎コンクリートへの専用洗剤による洗浄
・オゾン脱臭機による臭気除去
【費用目安】
100万円前後(汚染範囲・作業期間による)
【この事例のポイント】
表面だけの清掃では、時間の経過とともに臭いが再び発生するケースがあります。
汚染が基礎にまで達している場合、コンクリートの洗浄・消臭処理まで含めた対応が必要です。
また、消臭・除菌の工程に1ヶ月程度を要することもあるため、余裕を持ったスケジュールでの依頼をおすすめします。
ご紹介した事例以外にも、愛知・岐阜・三重・静岡の東海エリアに強い特殊物件再生協会ではさまざまな現場に対応しています。「自分のケースはどうなるのか」と気になった方は、まず状況をお聞かせください。
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関連記事:特殊物件再生協会の事例はこちら
特殊清掃の事例からわかる費用の相場と変動する理由

特殊清掃の事例でご紹介したように、同じ「孤独死」であっても、発見までの期間や汚染の広がり方によって、数万円で済む場合もあれば、100万円近くになるケースもあります。ここでは、費用の目安と金額が変動する主な要因をまとめました。
費用目安
特殊清掃の費用は、おおむね59,800円〜100万円程度(ケースによる)と幅があります。
軽度のケースであれば6万円台から対応できる一方、解体工事や残置物処分を伴う場合は数十万〜100万円近くになることもあるでしょう。
あくまで目安であり、現場の状況によって大きく異なるため、必ず現地確認または写真による事前見積もりが必要です。
費用が変わる3つの要因
費用の変動要因は、主に以下の3つです。
現場によってどの要因が重なるかが異なるため、まずは状況を専門業者に確認してもらい正確な費用を把握しましょう。
1. 発見までの期間
発見が遅れるほど、汚染は広範囲に及びます。早期発見であれば清掃・除菌のみで済む場合がありますが、長期間経過すると床材・壁材の解体が必要になるケースが多いです。
2. 汚染の範囲
汚染が1箇所にとどまるか、複数箇所・広範囲に及ぶかによって、作業量と費用は大きく変わります。
3. 解体工事の有無
床下や壁の内側まで汚染が及んでいる場合、解体・撤去工事が必要となり、費用が大幅に上がります。解体が不要なケースと比較すると、数倍の差が生じるため、早めの対処がポイントです。
特殊清掃が必要か判断するポイント

「これは特殊清掃が必要な状態なのか」と判断に迷う方は少なくありません。
以下のチェックリストを参考に、現在の状況を確認してみてください。
臭気について
・室内に通常とは異なる強い臭気がある
・換気しても臭いが消えない
・廊下や隣室にまで臭いが漏れている
害虫について
・室内にウジやハエが大量に発生している
・普段は見ない害虫の出現が増えている
放置期間について
・発見までに数日〜数週間以上が経過している
・室内に長期間立ち入っていない状態が続いている
ひとつでも当てはまる項目がある場合は、まず専門業者に状況を伝えてご相談されることをおすすめします。
自己判断での清掃は、臭気の拡散や二次汚染につながる可能性がありますので、早めの対応が安心です。
特殊清掃の流れ

特殊清掃について「どのような流れで進むのか分からない」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
実際には、相談から作業完了まで一定の流れがあり、事前に内容を把握しておくことで安心して依頼しやすくなります。
ここでは、特殊清掃の基本的な流れをわかりやすくみていきましょう。
1.お問い合わせ・ご相談
電話やLINE、メールなどで現在の状況をお伝えください。
写真を共有することで、より具体的な案内が受けられる場合もあります。
2.現地確認・お見積もり
現場の状況を確認し、作業内容と費用の見積もりが提示されます。
内容に納得したうえで契約へ進みましょう。
3.作業開始(清掃・除菌・消臭)
専門スタッフが現場に入り、除菌(菌やウイルスを取り除く作業)や清掃、消臭作業を行います。
状況によっては、解体や撤去作業が必要になるケースもあるため、しっかりと確認しましょう。
4.作業完了・確認
作業完了後、仕上がりの確認を行います。
臭気の残りや不備がないかをチェックし、問題がなければ完了です。
5.お支払い・アフター対応
作業完了後にお支払いとなるケースが一般的です。
業者によっては、消臭保証などのアフター対応が用意されている場合もあります。
「一般社団法人 特殊物件再生協会」は、愛知・岐阜・三重・静岡の東海エリアに強い特殊清掃業者です。
・消臭技術や施工品質はもちろん、ご遺族への対応力を含む18項目の審査に合格した加盟業者のみで構成
・スタッフ全員が宅建士の資格を保有
・清掃から建物の売却までワンストップで対応可能
・消臭保証ありで安心
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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特殊清掃業者を選ぶ際のポイント

特殊清掃は、業者によって対応範囲や料金体系、相談時の丁寧さに差があります。
初めての依頼で不安を感じる方も多いからこそ、以下のポイントを参考に、信頼できる業者を選びましょう。
施工後の状態まで見据えた対応ができるか
特殊清掃は、見た目の汚れを取り除くだけでは十分ではありません。
清掃・消臭・除菌を一貫して対応できる業者かどうかが重要です。
施工後に臭気が残っている場合、再度の対応が必要になることもあるため、消臭まで含めた一括対応が可能かを事前に確認しましょう。
見積もり内容が具体的に提示されるか
作業範囲や費用の内訳が明確に提示されるか・現場ごとの状況を踏まえた説明があるか・追加費用が発生する場合の事前説明があるかを確認しましょう。
費用面での不安を減らすためには、見積もりの透明性が大切です。
相談時の対応が丁寧か
初めて特殊清掃を依頼する方にとって、問い合わせ時の対応は業者選びの重要な判断材料になります。
状況に寄り添った説明があるか、わかりやすく丁寧に案内してもらえるかどうかを確認してみましょう。
こうした点を踏まえて業者を選ぶことで、作業内容や費用面での不安を軽減しやすくなります。
特殊清掃は早めの相談が安心です

この記事では、特殊清掃が必要となった実際の事例をご紹介しました。
状況に応じて適切に対応することで、臭気や汚染の広がりを抑えられ、結果として作業の負担を軽減できるケースもみられます。
特殊清掃を検討されている場合は、信頼できる専門業者へ早めに相談しましょう。
「どの業者に頼めば安心なのか分からない」とお悩みの方は、一般社団法人 特殊物件再生協会にご相談ください。当協会は、消臭技術や施工品質はもちろん、ご遺族への対応力を含む18項目の審査に合格した加盟業者のみで構成される、東海エリア(愛知・岐阜・三重・静岡)に強い特殊清掃のプロ集団です。
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